ポストポリオ症候群の原因
加齢性の変化で神経が退化したり、関節のかみ合わせ異常で変形が進みます。ポリオでは急性期のあと、残った神経線維が再生ネットワークを作り、ある程度の動きを取り戻します。年齢とともにネットワークをつくっていた神経が退化して、麻痺が進みます。脳性小児麻痺では、長年にわたって関節に異常なストレスをかける事が多いので関節の変形が進み、痛みが悪化します。
右ふくらはぎの血流低下で、体が右に倒れていくポストポリオ
手で支えようとするので、手の炎症が広がります。手で体を支えられなくなったときに歩行が不能となります。
ポストポリオ症候群の症状
脳性小児麻痺
脳内の血液循環が低下した事が原因で体の麻痺がおこります。麻痺はほとんど分からないものから、歩行等困難な麻痺までありますが、筋肉の力を入れるタイミングがずれるために、50才をこえるころから、関節の変形が進みだす事がしばしばあります。
急性灰白髄炎(ポリオ)
運動神経が集まる部分を好むポリオウイルスに感染することで、足や手が麻痺します。一般的に小児麻痺はポリオの事をさします。1960年ポリオが流行したので、ちょうどその時の患者様が50才以上になって脊髄性ポストポリオ症候群に悩む年代になています。ポストポリオ症候群(PPS)は、年齢とともに運動神経が消滅して麻痺がでます。エコーやサーモグラフィーで確認すると、血管や神経が細くなり、足の温度が低下します。腰痛や足の痛みも出ることがあるので、変形性の腰痛症や脊柱管狭窄症を間違って治療されているケースが多くあります。
治療
効果的な治療はわかっていません。
腰痛ベルトについて相談する