足首の関節軟骨が変形、すり減った状態です。関節軟骨はいったんすり減ると治りにくいので、減らさない努力が大切です。足の関節はしっかりはまりこんだ構造なので、膝の変形や股関節の変形に比べて、足関節の変形は少ないのですが、ひとたび起こると、重症になります。この頃、高齢化によって徐々に増えだしている変形性関節症です。
原因
重心のバランスが崩れることが原因です
足の軟骨が壊れてしまいます。日常的に一番多いのは、重心のバランス異常片足だけに体重をかけることで軟骨がつぶれてしまします。その他、関節の油の性質の低下、関節内の出血や骨折の後遺症で関節のかみ合わせが変化することが原因です。
症状
歩くときに痛みます体重がかからなければ痛くありません。体重がかかると、動き始めに痛みを感じますが・・・動き出してしまうと徐々に調子が良くなります。
治療
医療機関では、患者さんの状態に適した固定剤など医療用品を用いて、 RICE処置 が行われます。
ギプスやサポーターを用いて、足首のブレを抑え、歩行や運動の訓練を始めます。
足首の再悪化を防ぐために安静にします。安静にできない時は、杖を使います。変形性足関節症では足首が内反変形をするので外側を高くした足底板を使います。外反変形をしている時は内側を高くした足底板を使います。
それでも症状が緩和されない場合は手術になります。
RICEとは?
R est :患部を動かさず、安静にすること。
I ce :冷却すること。
C ompression :患部を圧迫することで、内出血や腫れを防ぎます。
E levation :患部を心臓より高い位置に上げること。心臓より高い位置にあげることで、内出血や腫れを防ぎます。
Rest・Ice・Compression・Elevationそれぞれの頭文字をとって「RICE」と呼びます。
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