オススメのサポーター
ランナー膝は、大腿四頭筋のまわりを保護する丈の長いサポーターを選びましょう。そして膝サポーターは両膝に装着するようにしてください。片膝だけ固定すると、患側を庇い、健側も痛めてしまうおそれがあるからです。医師と相談しながらストレッチや治療を行うと、より高い効果が期待できます。
歩くことが多い時
ランナー膝(腸脛靭帯炎)になりはじめ、痛みが強い場合は、直ちにランニングなどの運動を中止し、安静にしてください。腸脛靭帯にかかる負荷を軽減するため、固定力の強いサポーターで膝全体をしっかりと固定することが重要です。痛みがあるにもかかわらず強制的に動き続けると、慢性化する可能性があるため注意が必要です。
歩くことが少ない時
痛みが治まってきた場合や歩くことが少なくなった場合は、固定力がやや低めのサポーターを使用することで、膝の可動域を広げることができます。しかし、急激に運動量を増やすことは避け、ゆっくりと徐々に運動を再開してください。また、適度なストレッチや筋力トレーニングを行うことで、膝の負荷を軽減することができます。ただ、過度な運動や無理なトレーニングは、膝に悪影響を与える可能性があるた、十分に注意して行ってください。
膝の安静を保つ
ご自宅などで安静を保てる時は、膝を冷やさないように保温サポーターの装着がおすすめです。就寝時に使いたい場合はむくみを防ぐため 2~3サイズ程度大きめサイズ 、歩くとずれ落ちる程度がちょうど良いです。膝はもともと温度が低いため、意識して膝を温めるようにすると自然治癒力が高まります。
補強テープと温浴剤
サポーターの補強力を高める場合、患側に補強テープを貼ってからサポーターを装着するとより良いです。筋肉が補強され、安定感が増します。全身ケアとして、薬用オンセンスを使った温浴剤で半身浴をしながらゆっくり膝の曲げ伸ばしを行うと、可動域改善効果や関節液の循環の助けになります。
POINT
ランナー膝を放置すると炎症が悪化してしまいます。膝に痛みや不安を感じたら、早めに両膝にサポーターを装着しましょう。膝への負担を極力減らすことで、治療効果のアップ、炎症悪化の防止が期待できます。